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少年期のスポーツ
子どもには、走る・跳ぶ・投げる・蹴る・打つ・泳ぐなどの潜在能力があります。その能力を引き出すには適切な時期があり、その時期を逸すると大変な努力をしないと技能が身につきません。
たとえば、自転車、水泳、スキーなどは子どもの時は簡単に乗れたり、泳げたり、すべることができるようになりますが、一定の年齢をこえて身につけようとすると大変な苦労、努力がいります。
つまり、子どもの体が持っている能力は適した時期にきちんと訓練しないと習得できない、あるいはしにくいということです。
子どもの頃、運動・スポーツをやらなかった「人が大人になってから急に健康のためにスポーツを始めても難しいでしょう。子どもの頃から運動に慣れ親しんでいることが、人生全体に大きく影響をしてきます。
運動スポーツを通して体を動かすことの楽しさを生活の中で体験することが大切です。
そのことがこれからの人生にとって、心と体の発達にとって大きな影響を与えることでしょう。
スポーツの語源は、娯楽。気ばらしという意味で、競争をともなわない運動のことをいい、自由な時間に自発的に、自主的に行う身体活動のことをいいます。
人のためにではなく自分のためにスポーツをすることが大切です。
体を動かすことで生命を保っていくのが動物の自然な姿です。
供給と消費の関係で栄養を補給し、体の各器官・組織は運動をして刺激をして使わなければ十分に成長しません。それどころか使わないままでいると体の働きはどんどん衰えていってしまいます。
今持っている体を維持するためにも適切な運動が必要なのです。
ところが今、子どもたちを取りまく環境が変わってきました。子ども達の生活から体を動かす機会がずい分失われてきました。でもちょっとした工夫により、生活の中で体を動かすことができるでしょう。
運動のし過ぎという弊害もありますから、まず自分の体をよく知り、無理をしないよう楽しみながら運動することが大切です。しっかりとした大人に成長していくためにも、小さい頃から運動を好み、スポーツに興じる習慣を身につけさせることが大切です。
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